転職するときの年収目安は?交渉できる?|初めての転職
■こんな人におすすめ
・今の年収に不満がある
・転職して年収を上げたい
・初めての転職で何から始めればいいか分からない
・年収の交渉をしたいけど面倒くさそう
面接の際によく聞かれる質問で「今の年収は?年収の希望はありますか?」という質問があります。
年収は転職をする上でお互いの認識に齟齬が生まれやすいので、こちらの意図を伝えることは重要ですが、希望年収を伝えることによって落とされるのも嫌ですよね。
今回はそんな年収について、交渉するために必要な情報、方法について解説していきます。
面接でよく聞かれる質問「年収の希望はありますか?」
転職した後に、最も不満の原因になりやすい要因の1つに「年収」があります。
企業にとっても苦労して入社してもらった社員がすぐに離れてしまうのはデメリットでしかないため、
齟齬の生まれやすい年収は確実に温度感を合わせておきたい要素の1つです。
ですので、年収の質問はあまりに水準を上回る回答ではない限り、嫌な顔をされることはありません。
むしろ自分の希望する年収を伝えることで、その年収を達成するための組織やチームに配属させてもらえるなど、チャンスもあるのです。
転職するときの年収の目安は?
初めての転職の場合、職種や業種にもよりますが現在の年収の5~10%上げた額が相場だと言われています。
IT・WEBエンジニアなど専門性が高く、市場価値が高い場合は20~30%上がることもあります。
平均年収アップ額は20代でも約50万円と言われており、40代まで上げ続けることも可能です。
20代後半から30代前半は、前職で一定以上の業務を経験していることから市場価値も上がりやすくなるため、希望年収を提示するときは相場より高い金額を伝えるのも良いかと思います。
一方でキャリアチェンジする場合は現職と同等か、少し下がることもあるので注意してください。
年収の交渉ってできるの?
結論、年収の交渉はできます。そして年収の交渉は必ずすることをおすすめします。
ただし初めての転職の場合、よっぽどハイクラスの人材でない限り企業から相場以上の年収を提示されることはないので自分から積極的に年収の交渉を行う必要があります。
年収の交渉をするタイミングは面接時、条件交渉時、内定後の3つがあります。
内定後に大きな年収アップは難しいため、可能であれば面接時か内定前の条件交渉時など、交渉しやすいタイミングを狙いましょう。
年収の交渉で使えるキーワード
それでは年収の交渉をするときに使える交渉材料をご紹介します。
大きく自分で交渉する場合と、エージェントに交渉してもらう場合の2つに分かれるのでご自身の状況に合わせて交渉してみてください。
※ご紹介する方法は年収の交渉が成功することを保証するものではありませんので、あくまで自己責任のもとでご利用をお願いします。
自分で交渉する場合
「他で選考を進めている企業が〇〇円出すと言っています」
自分で選考を進めている場合は他の企業の年収をベースに交渉を進めましょう。
もちろん、他にも企業の内定が出ていることが前提になりますが、内定の数が多いほど、企業からは優秀な人材として見られるため交渉がしやすくなります。
逆に他者から内定が出ていない場合は、「今受けている企業の条件が出揃った段階で、年収やその他条件を比べて決めたいと思います。」と伝え、内定受諾の時期を遅らせてもらうか、「年収を上げてもらえるなら即決します。」といった形で交渉することもできます。
エージェントに交渉してもらう場合
こちらも「他の企業が〇〇くらい出すと言っていて迷っている」と伝えましょう。
ただし、複数のエージェントを利用している、またはエージェントと転職サイトを併用している場合のみ有効です。
もしも一人のエージェントしか利用していない場合は、
「業務内容や福利厚生、条件面などおおよそ満足しているが、年収面だけ少し気になっている。」と伝え、エージェントに年収の交渉ができないか相談してみましょう。
エージェントは基本的に成果報酬で、入社後の理論年収に応じて企業から成果報酬をもらう仕組みになっているので、年収が上がることはデメリットではありません。
まとめ
初めての転職活動において、年収を上げる交渉は気が引けてしまうものだと思います。
ただし後悔のない転職をする上で、年収の交渉は必ずしておいたほうがいい行動です。
交渉するタイミングや交渉の方法を覚えておいて、悔いの残らない転職活動ができることを祈っています。